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目がくしゃくしゃする
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まぶたが開きにくい
ドライアイ

ドライアイとは
涙の減少や成分の変化によって、結膜や角膜などの目の表面が「肌荒れ」のような状態になり、様々な症状が現れる状態を「ドライアイ」といいます。
ドライアイには涙の分泌量が減るタイプ(涙液減少型)のものと、涙の蒸発が進みすぎるタイプ(蒸発亢進型)のものがあります。長時間のパソコン作業、エアコンによる乾燥、コンタクトレンズの長時間装着、ストレスの増加などにより、最近、蒸発亢進型のものが増加傾向にあります。涙液減少型には涙と唾液が少なくなるシェーグレン症候群という全身の病気があります。その他、涙の表面をコーティングしている油分を作るマイボーム腺が加齢で短縮や閉塞すると、涙の分泌量は正常でも、蒸発が早く乾きやすくなることがあります。
ドライアイの治療
目の表面の炎症も伴うことがありますので、ドライアイの原因を探して患者様に合った治療を行います。
涙を補う人工涙液点眼以外に、目の表面に涙を貯める涙点プラグという治療があります。
アレルギー性結膜炎


アレルギー性結膜炎とは
人の体には、体内に入ってくる細菌やウイルスといった異物を排除しようとする働きがあり、これを免疫といいます。皆さんがよくご存知の花粉によるアレルギーを例にあげます。免疫にかかわる細胞が花粉の刺激を受けて、ヒスタミンという物質を放出します。ヒスタミンは、目の知覚神経などを刺激して、血管を広げて組織に充血やかゆみが引き起こされます。痒み、めやに、充血、涙がでる、異物感、まぶたの腫れ、しろ目がぶよぶよします。
アレルギー性結膜炎の対策
対策として、保護メガネなどを着用すると外からの花粉が目に入りにくくなりますし、涙と成分が似ている点眼型洗眼薬で目の表面の花粉を洗い流すこともあります。コンタクトを装用している方は、一時期的に1日使い捨てタイプに変更するか、症状が強いときには使用を控えめにするといいでしょう。
アレルギー性結膜炎の治療

治療には、抗アレルギー点眼液を点眼し、程度が強いときにはステロイド点眼薬を用いる場合があります。ステロイド点眼薬を用いる場合は、眼圧上昇などの副作用を確認するために定期的な検査をお勧めします。